フランクフルト空港は税関が厳しい。
高額な楽器や時計、ノートパソコン、iPhone、カメラに課税され、さらには申告しなかったために反則金まで課せられた…
旅行前ににそんな情報を目にしていたので、とても不安でした。
旅行荷物には関税はかかりません
ドイツ連邦共和国大使館・総領事館のホームページに明記されています。
ドイツに入国される際には、持ち込み荷物についてドイツおよびEUの税関規定に注意が必要です。通常は、ドイツへ入国する際には旅行荷物には関税はかからず、通関手続きも必要ありません。
通常の旅行であれば、何の手続きもなく入国できるはずです。
実際に税関ゲートを通ったときの会話
税関ゲートは赤と緑に分かれていて、どちらかに進みます。
- 赤 → 申告が必要な物品がある
- 緑 → 申告が必要な物品がない
通常の旅行なので、緑のゲートに進みました。
申告が必要な物品については、のちほど。
買ったばかりのiPhoneを持っていたので、「何か質問されたらどうしよう?」と、多少不安はありましたが、バッグ・スーツケースの中身を見せることもなく、たった2つの質問だけで通過することができました。

たばこ持ってる?

ノー

お酒持ってる?

ノー

OK!
これだけでした。
あくまで、私が通った時の話です。
ドイツに持込できる物品の免税範囲
旅行荷物に関税はかからないとはいえ、免税範囲と注意点があります。
1. 旅行者本人が間違いなく携行している物品であること。
2. 携行品はあくまでも旅行者本人又は生計を一にする家族が用いるものであること。
旅行者本人とその家族が使うものであれば、以下の制限のある物品が制限範囲内で持ち込めます。
- たばこ
- アルコール
- 医薬品
- 燃料
- その他物品(15歳以上:430ユーロまで、15歳未満:175ユーロまで)
これらの物品を持ち込む場合には、ドイツに持込できる物品の免税範囲|ドイツ連邦共和国大使館・総領事館に制限範囲が詳しく記載されていますので、ご一読されることをおすすめします。
その他の物品について
そして気になるところが、その他物品(15歳以上:430ユーロまで、15歳未満:175ユーロまで)という制限です。
機内持ち込み荷物の申告:総額で430ユーロ相当以上の物品(2012年10月現在)(商業目的の場合、純粋に個人的使用のために持ち込む場合を含む)を持ち込む場合は、たとえそのまま日本に持ち帰ることが明らかな場合であっても、必ず赤の税関ゲート(申告が必要な物品を所持した入国者用ゲート)を通過し、一時輸入の申告を行ってください。
引用:在ドイツ日本国大使館
1ユーロ≒130円(2018年6月現在)で換算すると、430ユーロはおよそ56,000円。
56,000円以上の物品を持っている場合には、申告が必要とのこと。
そこで心配なのが、旅行の際に持っていくであろうスマホやカメラです。
高額なものは持っていかないのがベストだと思いますが、そうもいきません。
(在ドイツ)日本国大使館のホームページによると赤ゲートを通過する必要があるようですが、そうすると旅行者みんな赤ゲートで申告するの?と疑問に思ってしまいます。
私は、ドイツ大使館の「旅行荷物には関税がかからない」を信じ、スマホやカメラを隠さず首からぶら下げて緑のゲートに進みました。身の回りの旅行荷物であれば問題ないのではと思います。
あくまで、実際に通ってみての所感です。ご参考まで。