
2021年より通関電子データ送信義務化となり、アメリカ宛手書きラベルの廃止、その他の国でも手書きラベルで発送すると遅れや返送のおそれがあるようです。
2021年1月1日(金)から通関電子データの送信が義務化されます。手書きのEMSラベルなどで差し出されると名宛国で通関の遅れや返送のおそれがあります。また、米国宛の手書きラベルによる差出しは原則、お引き受けができません。
EMS・国際小包・小形包装物など差し出される場合は、「国際郵便マイページサービス」をご利用ください。
国際郵便マイページサービスの使い方
今後は、パソコンまたはスマホでの発送手続きに変わっていくのかもしれません。
当記事は、従来の手書きラベルによる発送方法となりますのでご注意ください。
この記事は、国際書留郵便ラベル(税関告知書CN22と追跡番号がついた伝票)の記入方法を書いています。
海外に、書状(手紙)や小形包装物、印刷物に書留をつけて発送したい方向けの記事となります。
書留を付けずに少しでも安く送りたい場合はこちらの記事をどうぞ。
国際書留郵便について
- 郵便料金プラス410円
- 万が一の場合、6000円を限度に実損額を補償
- 追跡番号付き(追跡できない国もあります)
国際書留郵便ラベルの記入方法
記入にあたって
3枚綴りのカーボン式となっていますので、強い筆圧で書きましょう。
1枚目はご依頼主控え、2枚目は受付控えとなります。
最後の3枚目が荷物に貼られる部分となりますので、文字が薄いとちゃんと届くか不安…。
なので、強い筆圧はマストです!
税関告知書CN22欄の記入(左側)
内容品について

該当するものに、チェック(×)を入れます。
- Gift – 贈り物
- Commercial Sample – 商品見本
- Documents – 書類
- Other – その他
プレゼントであればGift(贈り物)にチェック、販売したものなどであればOther(その他)にチェックを入れます。
内容品の数量及び詳細

基本的に英語で記入します。また、相手国の言語でもOKです。
ちなみにローマ字記入はNGです。外国人には通じません。
内容品ですが、あまり大まかに書くのは好ましくありません。
例えばFOOD(食べ物)ではNG。
NOODLE(麺)や、SNACK(お菓子)などというように、具体的に何が入っているか分かるように記載します。
PENCIL × 3
といった記載になります。
重量と価格

個別の重量は大まかで大丈夫だと思います。
それぞれの価格も記入します。オークションなどで販売したものであれば、原価ではなく販売価格を記入しましょう。
また、合計重量は窓口でも記載してくれます。
署名及び署名日付

この欄には、名前と発送日を記入します。
海外 花子さんが2017年3月19日に発送する場合は、
と記入します。
Registered 書留にチェック

左の「Registered 書留」にチェックします。
書留にすると、破損や未着など万が一の場合に6000円を限度とした実損額が補償されます。
補償の上限額が決まっているので、高額なものを送る場合は、しっかりとした補償があるEMSがおすすめです。
宛名や送達方法の記入(右側)
送達方法と種類

①送達方法にチェックを入れます。
- 航空便:約1週間程度
- SAL便:約1-3週間程度
- 船便:約1-3ヶ月程度
②種類にチェックを入れます。
- 書状(手紙)
- 印刷物(本や雑誌のみ)
- 小形包装物
ご依頼主(差出人)欄

日本国内の伝票とは上下が逆、差出人欄が上になっているので注意!
Chiyoda 1-1(地名、番地)
Chiyoda-ku Tokyo(市区町村、都道府県)
100 – 0001(郵便番号)
Japan(国名)←印刷されています
お届け先(宛先)欄

お届け先は下の欄に記入します。
42nd Street to 47th Street(建物・番地など)
Broadway to 7th Avenue
NY(州など)13036(郵便番号)
United states of America(国名)
これで記入は完了です。
あとはこのラベルを荷物に貼って、窓口に持ち込みます。
国際郵便料金表
- 第1地帯(アジア)
- 第2地帯(オセアニア・カナダ・中米・中近東・ヨーロッパ)
- 第3地帯(南米・アフリカ)
- 第4地帯(アメリカ)
郵便ホームページにて、料金表のpdfファイルを見ることができます。
その他、国際郵便の記事
書留なしの小形包装物の発送方法はこちら。

パソコンで送り状が作成できる国際eパケットの発送方法はこちら。
