睡眠時無呼吸症候群の夫は、旅行の時もCPAP(シーパップ)を携帯しなければ寝ることができません。
CPAPを装着しないと、いびきがひどく、周りに迷惑となってしまうからです。
飛行機には、CPAPを持ち込むことが可能です。
先日カタール航空でCPAPを利用した時の話を残しておきたいと思います。
機内持ち込み手荷物にするためには
航空会社によって対応が異なる
事前に調べてみると、CPAPの持ち込みの対応は航空会社によって違うようです。
そのまま持ち込んでもいいところや、医師の診断書が必要なところもありました。
カタール航空では、事前に問い合わせが必要とのこと。
カタール航空のホームページに下記のように明記されていました。
特別なお荷物 – 下記の分類に当てはまるものをお持ちになる予定のお客様は弊社までご連絡ください。
化学薬品: 家庭用洗浄剤、水銀、塗料、その他の化学薬品
ガス:エアゾールカン、ガスボンベ
重工具:電動工具、掘削・探査・採掘に使用されるような機器、自動車部品
医療器具: 歯科器具、検査サンプル、冷凍受精卵
スポーツ・趣味:弾薬、楽器、キャンプ用品、撮影用具、ダイビング用品
その他:冷凍食品、日用雑貨
CPAPは医療器具にあたると考え、メールで問い合わせてみました。
メールで問い合わせてみた
まず、CPAPを機内で使いたいことを伝えました。
そして、以下の内容を数回に渡ってメールでやりとりしました。
- CPAPの製品名を伝え、使用できる機種か確認してもらった
- 機内電源も使えるが、電力が安定しないためバッテリーを持参すること(※任意)
- バッテリーの品番等を伝え、持ち込み可能な容量か確認する
- チェックインカウンターで持ち込むことを申告すること
- 機内持ち込み手荷物の範囲内(1個/7Kgまで)に含めること
チェックイン時の対応
「チェックイン時にCPAPを持ち込むことを申請してください」とのことだったので、チェックインカウンターにて伝えました。
(CPAPを見せながら)これを持ち込むことを申請するように言われたんですが……
シーパップですね。乗務員に伝えておきますね。
という風に、特別でもなく、慣れた感じの対応でした。
そのあと、手荷物検査や、乗り継ぎ、帰りのチェックインでは、こちらから特に何も伝えませんでしたが、問題なく持ち込むことができました。
機内でも、一切なにも聞かれることなく、使用することができました。
航空会社の方々にとってはよくあることで、気にも留めないのかもしれませんね。
持ち込んだ機種&バッテリー
睡眠クリニックからレンタルしている機種となります。
製品名:Philips / REMstar Auto System One 60シリーズ
バッテリーはAmazonで購入したものです。
商品名:WorldPlus TYPE-C 40000mAh モバイルバッテリー
型番:PB40000
RATING:3.7V、40000mAh/148Wh
念のため準備したもの
タグ
手荷物検査場などで「これはなんだ?」と聞かれた時に困らないようにと、タグをつけていきました。
これを見せれば、理解してくれるはずです。
実際に見せる機会はありませんでしたが、英語が話せないので念のため準備しました。
医師の証明書
証明書といっても、大げさなものではなく。
毎月の通院の際に、先生に海外旅行に行くことを告げたところ、いただいたものです。
ちなみに、料金は無料で発行してくれました。
メーカー発行の証明書
Philips(CPAPのメーカー)では以下の公式サイトで証明書を発行することができます。
PDF形式で発行できるので、自分で印刷します。
英語のサイトですが、「Click here to receive yours.」をクリックするとPDFが開きますので、必要事項を入力して印刷するだけでOKです。
必要事項は、自分の名前、製品名、シリアルナンバー。
製品名とシリアルナンバーは、CPAP本体に記載されているので、見ながら入力するといいでしょう。
さいごに
念のため準備したものは、どれも出番がありませんでした。
そこそこ大きな医療器具なので、海外旅行に持っていくには不安がありましたが、何の問題もなく使用することができました。
CPAPはそんなに珍しいものではないようなので、心配はいりません。
念のため、証明書などは持っていると安心できるかと思います。